毎日TVで熱中症の話題があがっていますね。しっかり水分を補給するのはもちろんですが、あまりに暑い時間帯は外での活動をセーブしたほうがいいようですね。住職も先日、本堂の内陣でお勤めしていて熱中症になりました。本人も気が付かない内に、頭痛、吐き気、倦怠感がやってきて、体があつくなり熱がこもったようになりました。3,4日具合が悪くねこんでいましたよ。皆様もお気をつけくださいね〜
さて、みなさん、お盆が近づいてくると、帰省やお盆休み前の業務など、なんだかんだとバタバタすることが多くなリ、時間に追われているような気になられていませんか?
私も実際はたいして何にもできてないのに、心忙しくなってます(笑)
そんな時、一旦あれもこれもと考えることをやめてみましょう。
- 貴方は人へのおもいやりがたりてましたか?
- ルーティーンの生活で、成長していない気がしていませんか?
- 人から嫌われることを恐怖して自分らしく振る舞えていないのではありませんか?他人は他人、自分は自分とおもえていますか?
- 自分は他の人より劣ると落ち込んでいませんか?
- 人のことが羨ましいとかんじていませんか?
- そこは安全な場所だと感じていますか?
- 自分を大切にすることと、人を大切にすることのバランスはとれていますか?
- リラックスできていますか?
- 自分のペースを大切にしていますか?
どうでしょう・・・・うんうん、そうなんよ〜なんだか考えさせられたわぁっていう方は、グリーンが欠乏しているのかもしれません。
グリーンは植物、森林、草原の色でキーワードはバランス、成長、スペース、ありのまま、安全、新鮮、平凡、未熟、等があります。このことから緑は安心感を与える色といえるでしょう。
人が緑を見て安心するのは生存に不可欠だからということもありますが、科学的には、樹木から発散されている、樹木の自己保存の為に害虫を防御して他の植物の成長を阻む「フィトンチッド」という揮発性の物質により、人間の血液中のストレスホルモン濃度を下げ血圧脈拍の乱れを抑えて、抗菌作用を発揮することから、人は緑の中にいると「癒され安心する」と感じるのです。
日本語では幼児のことを「緑児」(みどりご)、女性の艶やかな髪の毛を「緑の黒髪」といいますね。これは生命力を象徴した表現でしょうし、エジプトでは緑は病気を治す色(緑の顔料であるマラカイトに薬効があると信じられていたから)と考えられ、再生に必要な色として、ミイラの顔にぬったり、女性の目の周りに魔除けとして塗ったりしていました。古代アラビア語では、「緑」は「植物」「楽園」と同じ語源をもつといいます。
また、常に緑のままの「常緑樹」は西洋のヤドリギや日本の榊や樒のように、古代では神聖な力が宿るもの、、不変、不死の象徴、永遠性としてとらえられていることから、緑という色は人間にとって最も身近で最も神聖な色といえるかもしれませんね。
緑は不幸を招く色?
しかし、いつでも緑のイメージがよいわけではありません。中世ヨーロッパでは緑は「不幸を招く色」として悪魔・毒・不運・不実な愛、運命や偶然の色とされ、今でも古典的なイメージで緑を嫌う人もいるそうです。このイメージがヨーロッパでは「人を振り回す偶然に関わる色」となり賭け事のテーブルの色へと繋がり、さらにはお金を象徴する色となっていきます。アメリカではグリーンはドル紙幣を印刷する色です。
映画や劇の世界でみてみるとロビンフッドやピーターパンの衣装は大抵緑と相場は決まっています。ハルクやシュレックの体の色も緑です。それは、不思議な、人の支配を拒む、怪物、怪しさの象徴となっています。不吉で怪しいもの、思わぬ運命の象徴、映画「ブーリン家の姉妹」のアンの衣装のグリーンもそれにあたるでしょう。こうして様々に意味づけられた緑ですが、中世を過ぎるとルネサンスの影響から自然の緑の象徴性も復活してきます。
緑はインテリアにもよく使われる色
青に比べると嗜好率ではおよびませんが「自然」と聞いて水の青より植物の緑を思い浮かべる人が多いそうです。こうしたことからも環境の色として使われることが多く、淡いグリーンはインテリアによく活用されています。
この緑という色は寒暖を感じさせない中性色で、自然を連想させるといことも人気の理由ではありますが、人を緊張させない色で、青のようにクールダウンし過ぎるということもないからという理由もあります。
学校やオフィス、病院の壁や内装にグリーンが多いのもこのことからでしょう。
グリーンが足らないのなら補ってあげましょう
まずは体の隅々まで緑が染みわたるイメージを。
次にグリーンのもつキーワードを入れて(考えて)自分はどうなりたいか、どう在りたいか、声にだしたり、紙に書いたりしてみましょう(アファメーション)
ただし、これは他人の力によってしかなれないものでなく、自分自身が決定権を持っていること。
このとき結果として出来るできないは関係ありませんのでポジティブな言葉にしましょう。たとえば・・・・
- どんどん成長して上昇している
- 心にゆとりがうまれてゆったりしている
- 自然の中でのんびりくらしている
- バランスが取れて周囲とも調和して平和な日々だ
- 愛と思いやりに満たされ満足している
などです。未来へ言葉がけしてあげることで、潜在意識にグリーン=アファメーションを覚えさせていきます。
潜在意識は変化を恐れます。かつて経験した事をすべて記憶し、それによって考えや行動をきめてしまいます。
それでは同じ所でクルクル回っていて、思考行動の抜け出せないリングにはまってしまいます。
日常で小物にグリーンを持ったり、ファッションやインテリアに取り入れたりして潜在意識に変化を促しましょう。
そうすることで、自分自身の思考行動もかわり、結果として望む自分になっていく。色とは不思議ですね。深いですね。